こんにちは ふかうら歯科医院です
歯の話㉚は妊娠中の口腔ケアです
最近、妊婦さんにお会いする機会が多く、皆さんの笑顔に幸せを感じています。
そこで今回は「妊娠中の口腔ケア」についてのお話です。
妊娠初期にはつわりによる嘔吐などで、歯磨きが十分できないことがあります。
さらに、全身的に細胞・ホルモンの変化などが起こるため、お口の細菌に対する免疫反応も低下します。
その結果、お口には細菌が増え、歯ぐきの炎症を引き起こしていしまいます。
これは、「妊娠性歯周炎」ともいわれ、妊娠中特有の疾患です。
炎症が進行してしまうと、身体の細胞のバランスにも影響がでてくるので、早産につながることが分かっています。
お母さんのお口が健康であることは、お腹の赤ちゃんにとっても大変重要なことなのです。
もし、妊娠中にお口の変化を感じたら、安定期(5ヶ月~)に入ってから、治療やケアをしていきましょう。赤ちゃんに影響が出にくい時期、薬についてなど、お話をしながら安心・安全な治療、ケアを進めていきますのでご相談ください。
妊娠中は身体の変化により、お母さんも大変なことが多いと思いますので、日ごろから予防を心がけることが大切ですね。
お家でのケアに加え、定期的な歯科のメインテナンスで健康な口腔内を一緒に目指していきましょう!
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