歯の話⑥ 昔のおいしいお酒の作り方 |熊本県荒尾市の歯医者

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歯の話⑥ 昔のおいしいお酒の作り方 

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こんにちは ふかうら歯科医院です

今日の歯の話は

〔第6話〕 おいしいお酒は、乙女のお口から

虫歯予防の第一歩はよく噛んでものを食べること。

唾液は噛むことにより分泌される消化液で、虫歯のもとになる酸を中和させてくれます。

よく噛むといえば、太古日本ではひたすら噛むことでお酒をつくっていました。

ごはんやパンをしばらく噛んでいると甘いかおりが口中にひろがってきますね。

これは唾液中の糖化酵素の働きによりデンプンがブドウ糖となって甘くなる現象です。

このブドウ糖を古代の日本人はお酒づくりに活用しました。

穀物をかみくだき、甘くなってから容器の中に吐き溜めます。

すると空気中に浮遊している野生の酵母がそこに付着し、やがてアルコールの発酵を引き起こす仕組み。

穀物を噛むのは汚れを知らぬ乙女たちの専業と伝えられてきました。

清らかさあふれる乙女たちは、昔から清潔なお口の健康を象徴する存在だったのでしょう

歯の話⑥

参考文献:河出書房新社刊「人はこうして美味の食を手に入れた」

 

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