こんにちは ふかうら歯科医院です
いつの間にか、セミの声がコオロギの声に変わり、季節はどんどんと秋に近づいてきました。
秋といえば食欲の秋🍠
食べ物を美味しく食べるには、噛む力が必要です。
しかし、最近は食生活が変化して、軟らかい物ばかりを食べるようになったため、特に子どもの噛む力が弱くなってきています😥
今回は噛むことの利点をお伝えします!!
①あごを発達させる
あごが弱かったり、ゆがんでいたりすると、体全体の筋肉や姿勢に大きく影響します。幼いころから噛む動作をたくさんすることで、あごの骨は強く丈夫になり、大きく育ちます。あごが大きく育たないと、永久歯に生え替わったときに歯並びが悪くなってしまいます。
②だ液の分泌が増える
よく噛むと、だ液の分泌が増えます。だ液にはたくさんの酵素が含まれていて、食べ物を消化吸収しやすくするなど、さまざまな働きをします。さらに、カルシウムと結び付いて歯を強くしたり、口の中を清潔に保ったりして、虫歯を予防します。また、がんや老化の原因となる活性酸素を消す作用もあることが分かってきています。
③食べすぎを防ぐ
たくさん噛むと、脳内で神経ヒスタミンなどの化学物質が増えて満腹中枢が刺激され、満腹感が得られます。これによって食べすぎを防ぐことができるので、最近子どもにも多い肥満を防止する効果があります。
④脳を発達させる
たくさん噛むと、脳が刺激されて血液の流れが活発になり、脳が活性化されます。特に、脳の中でも「前頭前野」という、人間の知性にかかわる部分が活性化されるようです。前頭前野が未発達だと、いらいらや衝動的な行動を抑えられなかったり、物事を計画し、判断して行動することが難しくなったりします。最近よく「キレる」子どもが問題になりますが、これも前頭前野の機能が未発達、あるいは低下しているためと考えられます。
⑤気持ちを落ち着かせ、集中力を高める
噛むことで、脳内に緊張を和らげる化学物質が増え、気持ちを落ち着かせることができます。プロ野球の選手などが試合中にガムを噛んでいる光景を見たことがありませんか? これは、噛むことによって緊張感やストレスを抑えてリラックスするため。また、噛むことには、集中力や記憶力を高める効果もあるようです。
⑥豊かな表情が生まれる
幼いうちから頻繁に噛むことで、あごだけでなく頭蓋骨全体がバランスよく成長します。口を動かすことで表情も豊かになり、美しい笑顔が生まれます。
たくさん噛むことは、子どもだけでなく大人にも多くの利点があります✨
ふとした時思い出していただけると嬉しいです😊
次回はどんなものを食べたら噛む訓練になるかをお伝えしたいなと思います🌼
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